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宅配買取のリスク、注意点
最近、買取のメインに宅配買取りが参入してきています。宅配買取りの最大のメリットは、家に居ながらにして売りたい商品を梱包して送るだけで買取が終了することですね。集荷サービスを利用すれば一歩も外に出る必要がありません。
基本的には梱包資材も無料で往復送料も無料が多いのでお財布にも優しいシステムですが、実は注意すべき落とし穴がたくさんあるんです!
今回は私が今までたくさんの方に取材した宅配買取りの落とし穴をご紹介します。
1.サイトの買取価格よりも実際の買取価格が安い
■Aさんのパターン
これは初めて宅配買取を利用した時の話です。新しい時計を買ったので古い時計を売ろうと考えていました。
仕事が忙しくなかなか休みもとれなかったので、宅配買取を利用しようと思い、どこのお店の売ろうかと悩んでいると、売ろうとしていた自分の時計の参考価格がHPに掲載されているお店を発見しました。
この金額なら売ってもいいと思い、申し込みを済ませ発送すると1週間後に査定結果が届きました。
そこにはHPの金額よりも大幅に安い金額が…
すぐさま電話で理由を聞くと、「今は不人気だの状態が悪いだの相場が変動しただのと様々な理由で査定金額が下がった」と説明されました。
私としては長年愛用していた大切な時計なだけに、貶され、否定された感じで非常に不愉快でした。
その金額ならば売却の意思がないことを伝えると、とたんに冷たい態度であっさりと電話をガチャ切りされました。
高く売れるかもしれないという淡い期待を裏切られたとともに、大切にしていた時計まで貶され最悪な気分でした。
金額も大事ですが口コミや評価・レビューなどをしっかりと確認すべきだったと今では反省しています。
2.商品の返却を依頼したらまさかの高額着払い
■Bさんのパターン
私の祖父は読書が趣味なので、長年かけて読んだ本が実家の離れに大量に保管されていました。
さすがにこの量を処分するか売るか考える必要があり、お店に持ち込むのも大変な量だったので、宅配買取りを利用することにしました。
1000冊以上はあったので多少はお小遣いになるかなぁなどと嫁と話していましたが、後日送られてきたメールの内容に驚きました。
「この度は当社の宅配買取りをご利用いただき、誠にありがとうございます。お送りいただいた商品ですが、残念ながら買取が難しく、無料での引き取り、又は着払いにて返却いたします」
要するに無料で引き渡すか、着払い料金を払って取り返すかの二択しかないという事です。
状態が悪かったり、中古市場で需要がなければ買取が難しいことぐらいは理解できますがさすがに0円ということに納得が出来ませんでした。
一応電話で、無料での引き取りと返却の場合は着払いしか受け付けてもらえないことには納得出来ないと伝えましたが、「規約に書いてありますので」の一点張り。
その規約も全く目立たないところにあるので、普通であれば確実に見逃すはずです。
しかし、相手もこういうケースに慣れているのかこちら側の要望を全くの向きはない様子だったので、これ以上時間を費やしても…と思い泣く泣く無料で引き渡しました。
量が量なだけに、着払い料金だけで5000円以上取られてしまいます。祖父が大切に保管していた本なだけに、非常に悔しかったです。
今後は事前にいくらぐらいになるかをしっかりと調べる必要があると思いました。
3.一度査定に出した洋服がぐちゃぐちゃになって返ってきた
■Cさんのパターン
引っ越しの際に断捨離をしていたのですが、もう着ない服がたくさんあったので捨てるぐらいなら売ってしまおうと思い、宅配買取りを利用しました。
ネットの評判も対応もよかったと書いてあったので、ここなら安心できると思い商品を発送しました。
レディース衣料があまりお金にならないことは知っていましたので査定金額には納得しましたが、間違えて今後も着ようと思っていた洋服も入れてしまった為、それだけは返してほしいと依頼しました。
後日送られてきた段ボールを開けると、そこには驚きの光景が…。
なんと洋服がぐちゃぐちゃに入れられていたのです!
すぐにクレームの電話を入れましたが、完全に平謝り…。もう二度とこんな店は利用しないと決めました。
まとめ
いかがでしたか?
非常に便利な宅配買取ですが、実際にこのような被害にあっている方が多くいます。
対策としては
①お店選びは下調べを必ずして、慎重に行う事。
②利用規約はきちんと読むこと。
③少しでも不安があれば宅配買取りは利用せず、店頭買取を選択する。
3番目に関しては身も蓋もないですが、宅配買取には送料や梱包資材の料金が発生しており、その金額は実際の査定額の安さに直結しているケースが殆どです。少しでも高く売る場合は面倒でも自分の足で店頭買取を利用するのが一番なのが間違いないですね!