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ブランド品委託販売のデメリット、注意点
ブランド品の売却方法として、宅配買取や出張買取はだんだん認知度も上がり人気が出てきました。同じように時間とお金をかけない委託販売にも注目が集まっています。買取と委託販売の違いや、メリット・デメリットについても知っておきましょう。
ブランド品の委託販売って何?
委託販売は、宅配買取と同じようにお店にブランド品を送って査定をしてもらい、お店に販売の委託をするシステムです。買取が査定価格でお店に買い取ってもらうのに対し、委託販売はブランド品をお店に預けて、自分の代わりに欲しい人に販売してもらって、品物が売れた時点で代金が自分に支払われます。
委託販売のメリットは?
ブランド品の委託販売は、街中のブランド買取ショップに持ち込んだり、フリマやネットオークションに出したりするのと比較してどんなメリットがあるのが見てみましょう。
メリット1.手間がかからない
宅配買取と同じようにブランド品を宅配便でお店に送るだけなので、わざわざ店舗に持って行く必要がありません。自宅で自分の空き時間にできるため、忙しくてなかなか時間が取れない人や、買取店が近くにない人でも気軽に利用できるサービスです。また、ブランドの出品に対して必要な手続きや写真撮影、発送作業なども全て店側が行ってくれるので、自分で出品するメルカリやヤフオクのような面倒な作業をする必要がありません。
メリット2.買取よりも高値で売れることもある
宅配買取や出張買取は、ブランド品が中古品として流通する前の品物の値段を査定して買い取ってもらいます。それに比べて、委託販売ではあくまでも「中古品」として値段をつけるので、もし売れれば、手元に入ってくるお金が買取店に売却するよりも高値になる可能性もあります。
委託販売のデメリットは?
メリットだけを見ていると夢のようなシステムのように感じるかもしれない委託販売ですが、デメリットも知っておく必要があります。
デメリット1.手数料がかかる
ブランド委託販売では、販売が成立した際に手数料がかかります。手数料は一般的に売値の50%までと設定されているお店が多いですが、業者によって手数料の割合の設定が違います。手数料の割合が高い場合、物によっては買取してもらうほうが高く売れることもあります。
デメリット2.売れなければお金にならない
買取店は契約が成立すればすぐにお金が支払われますが、委託販売では自分に代わってお店がブランド品を販売してくれるため、買う人が現れなければお金が入ってきません。その為、委託販売を依頼したら、数週間から数カ月くらいは入金がないものと覚悟しておく必要があります。
委託販売の注意点とおすすめの方法
委託販売のメリット・デメリットを比較した上で、どのような点に注意して利用すればいいのか、知っておきましょう。また、他のおすすめの売却方法についてもアドバイスします。
委託販売の注意点
ブランド品の売却に委託販売を利用する場合は、次のようなポイントをよく考慮する必要があります。自分が売りたいブランド品が委託販売で売れるのかどうかを見極めておきましょう。
1.本当に売れるブランド品かどうか
流行のブランド品やコレクターが集めたがっているものであればすぐに売れる可能性がありますが、そうでなければ売れるまでに時間がかかってしまうことを想定しておく必要があるでしょう。
2.ブランド品に強い委託販売業者を選ぶ
委託販売業者の中でも、ブランド品に力を入れているショップを選ばないと、なかな上手に売ってもらえずにいつまでも残ってしまうことがあります。シャネルやルイヴィトンのようなハイブランドに詳しいのか、若い世代向けのカジュアルラインに力を入れているのかでも、売値の設定も大きく違ってくるでしょう。
3.手数料などを明確にしている業者を選ぶ
「高く売ります!」という宣伝文句だけでは、最終的に自分の手元に入ってくるお金がどれくらいになるのかわかりません。ブランド品を梱包して送る際の料金や委託料が必要かそうでないか、販売手数料や振込手数料、キャンセル料などを最初にきちんと調べておかないと、収入がゼロになってしまうこともあります。
また、委託販売の期間についても最初にきちんと調べておく必要があります。品物が期間内に売れなかった場合、返送代金はこちらが支払うのか、途中でキャンセルした場合のキャンセル料はかかるのか、など考えられるシナリオを想定して業者を選びましょう。
例えば、A社は預かり期間が最長6か月で、期間中の返送はできません。契約期間に売れなかった場合は買取もしくは値段を下げて再販売、返送のいずれかを選びます。B社は預かり期間が2か月と短く、売れなかった場合は買取か返送のどちらかを選択します。
A社は長い期間委託販売をしてくれると思いがちですが、品物がなかなか売れなくても6カ月はキャンセルが出来ない為、その間にブランド品の価値が下がってしまうこともあり得ます。
まとめ
①委託販売には手数料などの出費がかかるので事前に計算しておく
②委託販売には時間がかかることを覚悟しておく
③委託販売は利用せず自分でメルカリ等で出品するか店頭販売を利用する。
3つ目に関しては身も蓋もないですが委託販売が夢のようなシステムではないのできちんとリスクを理解して利用してくださいね。