偽造商品券で換金図る 指示役の男2人逮捕
偽造されたJCBギフトカードを大量に金券ショップに持ち込んで換金しようとして、埼玉・大阪両府県警は9月10日にも、偽造有価証券行使と詐欺未遂の疑いで、指示役の男ら4人を逮捕。同様の手口で換金を繰り返していたとみて、グループの実態解明を進めている。
捜査関係者によると、2人は今年4月、大阪市中央区の金券ショップに偽造されたギフトカード(額面5000円)51枚を持ち込み、買取金名目で現金をだまし取ろうとした疑いが持たれている。
偽造カードは切り離す部分のミシン目が粗いなどの特徴があり、全国の小売店や金券ショップで相次いで見つかっている。両府県警は2019年4月、金券ショップから通報を受け、換金しようとしていた住所不定、無職の男(41)を偽造有価証券行使などの容疑で逮捕。さらに同じグループとみられる暴力団組員らを逮捕していた。