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買取専門店と買取販売店の違い
貴金属・ブランド品の買取店には大きく分けて2種類が存在します。
1つ目は買取専門店で、2つ目は買取販売店になります。お客様の目線ではどちらも大差ないように思えるかもしれませんが実は大きな違いがありますので、その違い、メリット・デメリットについて解説していきます。
1.買取専門店
買取専門店とは文字通り買取のみに特化した買取だけを行っているお店のことで、このお店では販売はしておりませんので購入目的のお客様は利用することができません。では買取専門店は買い取った商品をどうしているのでしょうか?卸先として考えられるのは3つあります。
①業者卸
業務提携している業者に対して買い取った商品を販売します。このやり取りは基本的に宅配便で商品のやり取りをして、銀行振り込みでお金のやり取りをします。
②ネット販売
楽天・Amazon・Yahooショッピング・ヤフオクなどでネット販売するというのもメインとなる販売方法ですね。
③市場で出品
各地で定期的に開催されている古物市場(競り)に出品するという販売方法ですね。
2.買取販売店
では買取だけでなく販売もしているお店の場合はどうなるかというと上記の3つに加えて、4つ目の選択肢が出てきます。
④店頭販売
買い取った商品を必要があればクリーニング等して値札を付け店頭で販売するという方法ですね。
それでは上記で挙げた4種類の販売方法のメリット・デメリットを解説していきますね。
①-a 業者卸のメリット
・買取した商品を手早く現金化することができる(最短当日・遅くとも5営業日ぐらいまで)
・業者間取引なので後々のトラブルになりにくい
①-b 業者卸のデメリット
・こちらが販売する金額以上の価格で転売することで業者は利益を出すので、おのずと安い金額になるケースが多い
②-a ネット販売のメリット
・全国の顧客相手に販売ができるので高い金額での販売が期待できる。
②-b ネット販売のデメリット
・出品するための手間(商品撮影や商品説明の入力)がかかる。
・なかなか売れない場合は商品を長期保管することになる。
・各サイトごとに利用手数料が発生する。(一般的には5%~10%程度)
・販売後のトラブルが起こりやすい(写真と実物のイメージが違う、記載されていなかったダメージ・使用感・欠品があった等)
③-a 市場出品のメリット
・通常では売れないようなものでも古物商相手なら販売できるケースがある。
・市場に出せば基本は売れるので業者卸同様手早く売上を手にすることができる。
③-b 市場出品のデメリット
・市場ごとに入会費(最初の一回のみ)や参加費(毎回)が発生する。
・自分が期待している価格よりも安い価格で成約することもある。
④-a 店頭販売のメリット
・手数料などが発生することなく希望額で販売することができる。
④-b 店頭販売のデメリット
・なかなか売れない場合は商品を長期間保管することになる。
・高額商品を店頭で販売する場合はセキュリティ(防犯)に気を付ける必要がある。
このようにそれぞれの販売方法にはメリットとデメリットがありますので商品ごとに最適な販売方法を模索してお店はより高い値段で売り上げようと日々努力しているわけですね。
そこで最初に言った買取専門店と買取販売店ではどちらが高価買取することができるかの回答ですが、基本的には買取販売店になります。理由は既に理解いただけたかともいますが手数料なしで店頭販売するのが一番高く販売できる方法なのでその選択肢を有しているお店のほうが高価買取ができるというわけです。
あくまでもこれは私の経験上の見解ですので異論もあるかと思いますが、中間マージン・手数料なく販売できるルートがあるというのはかなりの強みです。買取専門店のFCで長く働いてきた私は切にそう感じますね。
ちなみに働いている側の立場で言えば買取専門店のほうがやる仕事が少なく済むので楽だという意見もありましたw