神田うの ベビーシッターによる窃盗事件について語る
モデルでタレントの神田うの(44)が2019年6月13日、
テレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」に出演。
2015年に発覚したベビーシッターによる窃盗事件について語った。
この事件は長女の世話を頼んでいたベビーシッターが2012年から2014年にかけ窃盗を働いたというもので、
ブランド品や貴金属など被害額はなんと約3000万円にも及んだ。
ベビーシッターは当時シフト制で4人を雇っていた。あろうことか犯人は最も信頼を寄せていた女。
神田は時折、その女に「これがないんですけど見かけませんでしたか?」と問いかけることもあったようだが、
言葉巧みに自分ではないということをアピールしていた。
無くなっていたバッグはエルメスのケリーバックやバーキン、ルイ・ヴィトンなど人気のブランドばかり。
さらに“クロコダイル”など、高く売れる物を重点的に盗んでいったという。
神田は「(犯人は)いい物を持ってくワケ!私がデザインしている『UNO KANDA』のバッグ、
1個も持ってかない!失礼しちゃう!」と自虐的に語った。
その女は自らを“寺の一人娘・金持ちの夫と結婚・子育ては一段落”という、偽りの設定で神田に近づいていた。
加えて「私はお仕事なんかしなくていいんです。うのさんみたいな方のサポートをしたい。
社会のために私はやってるだけなんです」との目的を伝えており、その志の大きさに対し信頼しきってしまったという。
しかも「(犯人のベビーシッターは)20歳まで劇団員だった」と神田。
裕福な家庭の主婦を見事なまでに演じ切り、疑いの目をうまく自分から逸らしていた。
ただ、ブランド品は無くなる一方。この不可解な状況に神田は警察に被害届を出すこととなる。
警察は内部犯行と断定し、関係者へ任意の取り調べが始まった。
すると、犯人の女から「息子の体調が悪くて、しばらく休ませてほしい」との申し出があったという。
捜査の手が自身に及びそうになると、「仕事を辞める」と言い出す女。
言動に不審な点が多かったため女の自宅を家宅捜査すると、ブランド品の一部が出てきた。
ただ、ブランド品が神田の物であるかは、名前が書いてあるワケでもないため分からずじまい。
しかし、神田の所持していたバッグを雑誌で紹介していたものがあり、
質流れしていた同一のバッグと同じ箇所に傷があったという。
それが決め手となり、女は逮捕されることとなった。
「(被害に遭っても)一般の方だったら泣き寝入りかもしれない」と、神妙な面持ちで語る神田。
芸能人だからこその画期的な逮捕劇となった。