高級腕時計シェア「トケマッチ」元代表を指名手配 ロレックス横領容疑、海外逃亡か 警視庁
腕時計シェアリングサービス「トケマッチ」運営会社「ネオリバース」(2024年1月31日解散)が、所有者(オーナー)から借り受けた時計を返却せず解散した問題で、警視庁捜査2課は2024年3月6日、業務上横領容疑で、同社元代表、小湊敬済(たかずみ)こと福原敬済容疑者(42)の逮捕状を取得、指名手配したと明らかにした。
手配容疑は2023年12月ごろ、東京都内に住む男性からROLEX(ロレックス)1本を借り受け、2024年1月ごろ、大阪府内の買取店(古物商)に65万円で売却し、横領したとしている。
捜査2課によると、福原容疑者は2024年1月31日、ネオリバース解散の発表をしているが、ほぼ同時期に成田空港から国外に渡航。捜査2課は警察庁や国際刑事警察機構(ICP)と連携して行方を追う方針だ。
警視庁では3月5日までに業務上横領容疑で27件の被害届を受理しており、着服された腕時計は約70本(約1億円相当)に上るという。
トケマッチは令和3年1月からサービスを開始。オーナーから腕時計を借り受け毎月一定額の使用料(賃料)を支払う一方、腕時計を貸し出した利用者からは月額のレンタル料を受け取る仕組みだった。