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LOUIS VUITTON ルイヴィトン
フランスのマルティエと呼ばれるトランク職人 Louis Vuitton(ルイヴィトン)が創始したファッションブランド。14歳で見習い職人となったルイは、その後抜きん出た才能を発揮しフランスの皇室からの注文を受けるなど、フランス随一の職人にまで上り詰めます。その後1854年、33歳にして独立。当時は高級ブティックが立ち並んでいたパリのカプシーヌ通りに構えたそのお店が後に世界一のブランドにまで発展する「ルイヴィトン」の始まりでした。始めは馬車旅行のための丸みを帯びたトランクを専門に作っていましたが、交通機関の発展を予見したルイは、船や機関車での移動に便利な「平らなトランク」を考案しました。小さなトランク屋から始まったルイヴィトンは1987年に酒造メーカーのモエ・ヘネシー社と合併し「LVMH モエ・ヘネシー・ルイヴィトン」を創立。現在では世界最大のファッション業界大手複合企業体にまで成長し、ファッション・化粧品からお酒まで何十ものブランドメーカーを傘下に収めています。
ルイヴィトンは1954年にパリで創業しました。世界初の旅行用トランクの専門店としてオープンし、防水性と耐久性に優れたバッグは貴族たちの間で高評価を得ることになります。そして創業者から経営を引き継いだ2代目のジョルジュ・ルイ・ヴィトンは、「モノグラム」や「ダミエ」といった現在も人気のラインを発表し。『ブランド品=ルイヴィトン』と言われるほどブランド産業の中心へと成長します。しかしながら、大きな成功に甘んじることなく、多くの新作を発表し他のデザイナーとのコラボを試みるなど、常に話題の中心となりトップであり続けます。また、非常に人気があることが災いして当時から現在までコピー品(偽物・フェイク品)が後を絶たないブランドとしても知られています。
モノグラムライン
ルイヴィトンの中で最も有名で象徴的なラインが「モノグラムライン」です。モノグラム柄のバッグはヌメ革を用いていることがほとんどですが、ヌメ革は光によって日焼けしてしまう特徴があります。焼けることによって非常に味わいのある色に変化・馴染んでいきますが、査定項目としてはマイナス要素になります。その他、雨じみが目立ちやすい特徴もあります。また、創業者のルイヴィトンのイニシャル「LV」が用いられておりますが、これは本人の死後に発売されました。
ダミエライン
ルイヴィトンでモノグラムの次に有名で人気があるのが「ダミエライン」です。モノグラムに比べて男性でも使用しやすいラインであることが特徴です。実はダミエラインはモノグラムラインよりも先に発表された歴史があります。当初は茶色のダミエ・エベヌのみの発売でしたが。近年では「ダミエ・アズール」といった女性らしい白いカラー、「ダミエ・グラフィット」といった黒を基調としたメンズラインを発表しました。そして、ダミエアズール、ダミエグラフィットともに非常に高い人気を誇っています。ダミエラインのバッグは皮の部分がそれぞれ茶色や黒の革でコーティングされており、モノグラムに見られる革の焼けや雨じみが目立ちにくいメリットがあります。モノグラムラインに比べると中古市場では品薄になりがちなので高価買取が期待できるラインになります。
ヴェルニライン
ルイヴィトンで最もカラーバリエーション豊富なラインが「ヴェルニライン」です。カーフに艶のあるエナメル加工を施したヴェルニは当時では斬新なアイデアだったそうですが、上層部はあまりヴィトン的でないそのデザインに難色を示したそうです。しかし今ではモノグラム、ダミエに次ぐほどの人気があり、カラーバリエーションの豊富さから若い女性に人気があります。新色が発表されても比較的早いサイクルで廃盤になってしまう傾向が強く。廃番色になってしまうと中古市場では価値も下がりがちです。また、ヴェルニはエナメル加工をしている為、色移りしやすい点に注意が必要です。夏場などはヌメ革の持ち手がバッグについているだけでヌメ革の色がバッグに移ってしまいます。なるべく他の物と接触しないような保管・使用が必要になります。
エピライン
エピとは「麦」という意味を持つフランス語です。そのネーミングは素材の全てに施された線状の型押しが「揺れる麦の穂」のように見えることが由来となっています。1985年に誕生して以来、多くの人に愛され続けているルイヴィトンのエピは、グレインレザーといわれる厳選された上質な革を使用し、美しい光沢と独特の風合いを持つ人気のラインです。
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